悔しい…

飛行機の窓から
上空1万メートルぐらいだが、地球を眺めてる感じ。

大切な物がどんどん失われてる気がする世の中。

ちっぽけだけど、僕の中で素敵だと思う物がどんどん無くなっていて、悲しみの連続。

去年末、FILMのＡＧＦＡが世の中から消えてしまった。
あの独特な色をもう出す事が出来ない…。

ポラロイドSX-70の専用フィルムが製造中止。
他のフィルムも装填出来るが、あの色はもう出なくなる。

そして一番僕が傷ついたのがNIKONの1眼レフカメラ、FM3Aが製造中止。
このカメラは余裕が出来たらいつか手にしようと、お店に行く度に手にとり、ファインダーを覗き恋焦がれてた商品。

製造中止との噂を聞き、カメラ店を廻ると、もう店頭から姿が消えていた。

これはショックがでかすぎる…。

デジタルが世の中に浸透していく中、僕はどんどんアナログな世界に惹かれている。

デジタルは確かに便利で手軽である。コストもかからない。
でも撮っている時の緊張感と、仕上がってくるワクワク感は言葉では言い表せない良さがある。

そして色。
デジタルではお手軽に変更や色調整が出来るが、僕にはデジタルで撮った写真か、フィルムで撮った写真か、プリントした物を見たら大体見分ける事が出来る。

あのデジタルの未完成ぶりが僕には好きになれない。
それはどんな良い一眼レフデジタルで撮影しても分かってしまう曖昧さがある。

コンビニの「うな重」と、老舗の鰻屋で食べる「うな重」、そのぐらいの差があると僕は思ってる。